川崎のクラブチッタでライブをしてきました。ライブ自体は3年ぶりで、その間、色々な
事がありました。転職、引っ越し、病気……勿論、音楽的な意味でも大いに成長しました
し、防音室を買った事や、歌のルーティングの確立、新譜の制作のみならず、バンドが飛
躍的に成長したことを実感しています。
まず初めに、来てくれたお客さん方。ありがとうございました。客席で見てくれている。
ただそれが心強く、練習通りの実力を発揮できたのではないかと思います。
それから、いつも素晴らしい演奏をしてくれるメンバー。皆さんが居なければ、俺はこの
舞台に立っていません。本当にお疲れ様でした。またいつか、次のステージもよろしくお
願いします。
そして、クラブチッタや企画の方々。本当にありがとうございました。何一つ不自由のな
い、最高の環境でライブをすることができました。
出演者の目線で、やってみた感想を述べると、クラブチッタのスタッフさんは演者が何を
求めているかを瞬時に察知し、迅速且つ適切な判断で行動に移せる人達でした。リハでモ
タついたり、専門的な知識や用語を十分に理解していなかったり……そういう事が一切あ
りません。当たり前かもしれませんが、それが大事なんです。その辺のライブハウスでは
ままあります。例えばイヤモニの使用もそうですが、フリアズのリハが巻きで終わったこ
とが、スタッフ陣の優秀さを証明しています。
強いて言うなら阿吽の呼吸なんですね。この演者はこうだろう、という経験から来る予測
なのか、欲しい音が欲しい分だけ返ってくるし、モヤッとすることがない。その辺のライ
ブハウスとはワンランク、ツーランク違うんだなということを思い知らされました。
楽屋も個室で、トイレもシャワールームも、ステージへの出口も複数ある。そんなチッタ
で出来た経験は、ミュージシャンの一端として非常に誉れ高いと思っております。
差し入れも感謝です。食べ物や飲み物、それから衣料品まで貰うという……金がないのは
周知の事実ですが、人から恵みを受けるだけで人間って生きていけるんだな、と。新たな
生き方を模索している次第です。
さて……。
十年程前、私は排泄の騎士スカトロイドという芸名でバンドをやっておりました。
当時のバンドメンバーから「お前だけメンバー紹介ができない」と言われ、改名。今や知
己の間ではロイドの愛称で呼ばれるようになりました。ウンコさんという蔑称もありました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm19850216
酷く汚れた過去ではありますが、それがクラブチッタまで来たというのは、実に感慨深い
ものです。
股間を擦り付けられ、薄汚れてしまった愛機AX-Synthと共に10年の時を経て、まさかこ
んな大きなステージに立つ日が来るとは、誰が想像できたでしょうか。この晴れ舞台へと
押し上げてくれたのは、大勢の方の力があったからに他ならないでしょう。感謝です。
今回、著作権的な問題でライブの動画はありません。が、事後報告だけ……。
研究を重ねたルーティングの甲斐もあって、声の出は良かったです。それにキーボードソ
ロも決まったと思います。歓声や小さいモッシュ、ツーステップが勝手に起こるという良
いライブでした。
皆さま、本当にありがとうございました。
いつかまた、クラブチッタに帰ってきたいと思います。
P.S.
次回ライブはイベントは未定です