おっす。

結構前に「小説で勝負する」みたいな事を言って、物の見事に玉砕されて以来轟
沈しているわけだが……今なら言える。小説を書くのはムズイ。
何故なら、パッと見てどこが悪いのか分からないから。

文章の塊だから、全体像が見えづらいのよ。
冒頭が悪かったとして、その冒頭もずーっと読まないと把握できないわけじゃ
ん。
俺みたいにバカだと読み終わった瞬間、最初の方の文章忘れてんのよね。

つまり、マクロ的に見る事が出来ない。
読解、把握、そして記憶の保持が出来ないといけない。
クリエイティブは全般に通じる事が多いんだけど、小説執筆と音楽制作の大きな
違いはそこだと思う。
だって音楽は楽譜やピアノロールにすりゃ、一目瞭然だし。

勿論、見る目(読む目)を養えていないと大問題ではある。俺はぶっちゃけラノ
ベはそんなに多く読んでない。
シナリオの定石を抑えたり文章力を磨いたり、アイデアなんかがあったとして
も、読者の目線というものを充分に把握していないと素晴らしい作品は書けない
もんだろう。

で、だ。
そんな事にお悩みの同士へ、良い動画を紹介する。
ツッツーさんって人なんだけど。最近見た動画で、プロの編集者がYouTube上で
添削を行ってて、それがめっちゃ勉強になった。
……添削道場っていうのもまた、独創性というか先見性というか……流石だよな
ぁ。
時間がない人は再生速度を1.25倍~1.5倍にして見るといいだろう。



ちなみに、上記の第一回は音声が左からしか出てないんだが、二回目以降はステ
レオになってる。
この人の動画を幾つか見て、その意見を自分流に解釈すると、だ。
小説を音楽に例えた場合、タイトル、あらすじ、冒頭までがイントロに当たるっ
て事だ。決して「冒頭」だけではない。

どういう事かと言うと、タイトルは曲名的な感じで付けてはいけない。
タイトルを見て内容が分かるように、そして小説の中身・話の根幹と一致するよ
う考えて付ける。長ければいいってもんじゃないが、見て分からないのは上級者
向けで、避けるべき

今の時代、コンテンツが飽和している。それはタイトルも同じ。だけど題名を長
くすると含められる情報が増えるから、長くして差別化を図る時代に突入してい
るのかな、と。つまり、少ないのは初心者向きじゃないのかなって思う。センス
とかが必要になってくるし。

次に粗筋は発端から「で、どうなるの?」という部分までをしっかり書く。
補足や追記はあってもダメじゃないけど、書くとしたら文末に少しだけ。

で、その後。
タイトルや粗筋で提示した要素を冒頭で入れて、納得させる。
フックになるような展開も入れておくといい。
それから小説の内容はブレさせない。そのジャンルに主眼を置く。タイトルから
ジャンルまで全て統一する。ターゲット層もブレさせない。
そのターゲットが何に興味を持って読むのかを考える。
面白い部分は早めに。隠しておきたい面白さとか、出し惜しみは厳禁
読者を離脱させない。

……音楽も一緒だよね。イントロの重要性って言ったらもう、ね。
他、タメになったのはこの辺かな。一応リンクを貼っておく。



本題。
上記を踏まえて三歳児並みの知能で理解しましたよ。
「こうやればいいのかな?」って。

小説を初めて書いたのはもう10年以上前。実はバンドをやるよりも早かったけ
ど、すぐにやめたからね……技術も経験も死んでる。だけど同時に作家としての
プライドってのも死んでて、無いのよ。

音楽で例えると「このコード進行は売れ筋だけど、皆が使っているから使わな
い!」とか。「このフレーズは絶対カッコイイんだけど、皆と違うのがやりた
い!他で勝負したい!」とか。
もう、いいやと。
キャッチーで皆が見てくれるなら異世界転生でもいいじゃないか、と。
その上で自分のエゴ、強みを足していけばいいじゃんね。多分。
そう思ってまた書き始めました。

  『バイトテロ奇譚 ~人外娘を求めて旅立ったら呪われた~』

まぁでも、読者目線に譲歩しつつ、自分の書きたい事書いちゃうよね。
ただ、キャッチーさってのはやっぱ大事な要素だ。
その上で、俺のやりたい事(ギャグ)を書いていけばいい。

続くかは全然分からないけど……よろしく!
まだ殆ど進んでないけど、読んで貰えたら嬉しい。
空いた時間で更新していきます。

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