こんにちは、ロイドです。今日は予てより書きたかった内容「歌のルーティング」について書きます。本番で実力を出し切る為にはどうしたらいいか、備忘録も兼ねてつらつら書いていきます。今回は真面目なのと、後スンゲェ文章長い。興味ない人は過去の小汚いブログでもどうぞ雑記 (下品)

まず、おさらい。<ルーティング>っていうのは何かって言うと、分かりやすい例だとスポーツ。プロ野球選手が本番当日も普段と同じ時間に起床し、同じ時間にご飯を食べるとか。必ずマッサージを行うとか、必ずカレーを食べるとか。人によって違う。そんなもん要らないぜ!なんて人も居るだろうね。
まぁ、ようはアスリートが本番前に必ずする事。もしくは大勝負の前に行う事。羽生選手や五郎丸選手で言うと、指のポーズで軸と中心を測って確認する、というルーティングを本番前に行ってる。後は深呼吸なんてのも一つのルーティングだったりする。

なんでルーティングをするのかって言うと、いつも通りの力を本番で発揮する為。普段の練習と同じ状態に持っていく為。その日のコンディションを知る為にも、重要だと思う。
「ルーティングとはなんぞ?」って人は2018年5月に書いた記事。こちらもどうぞ。http://www.freeasbirds.biz/?p=1602

んで、俺は一発勝負のライブや、普段のスタジオ練習で、どうやったら実力を出せるかをずっと模索していた。特に、キーボード演奏とボーカルの両立で歌のクオリティの維持が難しくなっていたから、余計に必死になってた。――バンドでボーカルを始めて幾星霜。見つけたぜ。項目がちょっと多いから、今まさに同じような現象で悩んでいるような人や、熱意のある人、暇人、そんな人達は読んでみてもいいと思う。ではでは……あっ、但し、初めに言っておく。やっぱピンボーカルの方が上手いんだからね!あと、あくまで“俺の場合は”なので、過信しないように……。それと、発声に関しては今回は書きません。
※ピンボーカルでのライブ――2019年3月10日に行われたライブの動画がYouTubeにあるから、気になる人はチェックしてみて下さい。

■前日

①バイトをする(喉を使ってあげる)
②明日の準備をする

ルーティングを書くにあたって、前日と当日に分けた。ガルネリの小野さんは一週間前から気をつけるって言ってたなぁ。確かに、体を壊したり風邪を引いたりするオソレがある行動や飲食物は避けるので、それぐらいから気をつけるとも言える。まぁ、食べない方が良いモノとか、しない方が良い事なんかは多岐に渡る(というか、感覚的に「これは体に悪そうだな」という物事は避ければいい)ので、割愛する。で、だ。
何年もルーティングを探してても見つからない訳ですよ。そりゃあ。だって、当日にルーティングが存在して無いんだもの。ゼルダで言ったら、ボス部屋の鍵がどこを探しても見つからねえと思ったら「前のステージにありました」みたいな、そりゃ無理だわ!分かんねぇよ!
まぁ、薄々分かっていたけど……前日にバイト(接客業だな)で声帯をちゃんと使っておくと、次の日にしっかりと声が出るっていう。前日は喉を休ませたほうがいいと思ってたんだけど、逆だった様子。B’zの稲葉さんって喋り声がガラガラなんだけど、ラウドネスとの対談動画で「こっち(ガラガラ)の方が、調子を合わせやすいんで」って言ってたのね。あぁ、そういう事か……と。

前日に準備……これは別に大した事じゃないんだけど、金銭の用意、バンドで使うMTRやイヤモニ、カメラ……更にキーボードも弾くから荷量が多いのね。それで当日慌ただしく出発すると、精神的に駄目なのよねwwwwこれはデリケートな俺に問題があるから、気にしなくてもOKっぽい。

■当日

①睡眠
②食事
③ピッチ確認
④ウォームアップ
⑤モニター環境の調整

主にこの辺だろうか。体に染み付いている行動なんかは無意識にやってるだろうから、上記には含まれていないと思う。まぁでも、いいんじゃね?そこまで書き出しちゃうと文章量がヤバイし、何か意見とかある方は連絡をくださいです。

まず①から。睡眠はね……ぶっちゃけ睡眠時間は関係無かった。何時間寝ても、そんなに調子は変わらないっていう。だけど、起きるタイミングが重要だったのよね。普通さ、「声帯も筋肉だし、歌う時に体も使う。朝には起きて、充分に体を起こしておかないとな!」って思うじゃん。――ボクにもそう思ってた時期がありました。デュフゥ
確かに起きてから時間が経てば経つほど、声帯の調子はマイルドになっていく。だけど同時に疲労は蓄積していくのよね。2~5時間で体は起きるらしくて、朝起きてすぐは確かに調子が悪い。でも、その後の時間からは徐々に体力ゲージが下降していってるよね?どんなに体力がある人でも、朝起きて、最も元気な時間帯って言われたら昼から夕方くらいが一番でしょ。……おかしいと思ったのよ、「まだ体が起きてねえのか」「これでも足りないのか」と、スタジオの朝、どんどん早起きするようになって行ってさ、どんどん声が出なくなるのよ。
まぁつまり、夜に歌う場合、朝起きたらイケないのよ。いや、人によっては良いんだろうけど俺は駄目だった。――特に、ハイトーンの場合はそう。中高音くらいまでの曲だったら、確かに起きてから時間が経過した方が調子はいい。だけどハイトーンの基盤となる裏声は(俺の場合は)起きてから7時間ぐらい経つとガサガサし始めるのよね。だから、昼に起きる事にした。そしたらバリバリ良い感じだった。俺は夜よりも昼に歌った方が調子の良い人間だったから、まぁそういう事なんだろう。歌うのは起きてから5~6時間以内、これが最近のベスト。朝早く起きたなら、本番前に仮眠を取ると良いね。

次に食事。「〇〇を食べると良い」とかは、<前日>の項目でも書いたように割愛するっす。人によってすんごいバラバラだから書けないのよね。とりあえずアレです。歌は(特にハイトーンは)スポーツなので、普段から栄養バランスを考えて元気な状態をキープするよう心掛けてます。
で、大事なのはこれもタイミング。ぶっちゃけね、声帯の調子が良い時は直前にメシを食っても歌えます。「あれ?さっき豚骨ラーメン大盛りで食ったけど喉の調子メッチャいいぞ?」みたいな。
あとは逆パターン。食べると消化液が出て喉に被膜が貼られてしまったり、腹式呼吸に影響が出たり、抜けが悪くなったり……って事で、「断食するぜ!」とか「昼飯は抜くぜ!」とか。――俺もそう思って、飯は5時間前とか、歌う前は食べない、とかやってた。だって定石っぽいじゃない。
だけど、空腹だとやっぱ影響が出るのよね。だから最近は“直前は避けるけどとりあえず腹には何か入れておく”って感じ。2~4時間前くらいかね。食べると喉に影響が出そうだなぁっていう時間帯なら、栄養ドリンク(大塚製薬、オロナミンCは案外良いかも)を飲んでみてる。

で、③のピッチ確認だ。おい、文章なげぇな……。いや、これはメモなんだ。俺の。いいんだ、誰も読んでいなくたって!たぶんこの時点で大体の人間は、日課のTwitterやアダルトビデオをエンジョイしている頃だろう……。
話がずれた。これは喉の調子とは違うんだけど、ピッチがよれたり「あれ、次の音ってなんだっけ?」となるのを防ぐ為にやってる。やってるけど音を外すんだけどね。まぁムズイのよ……。一応普段から練習してるんだけど。

次は④、ウォーミングアップだ。これは歌う前にストレッチするって奴と、実際に声を出す二つに分かれる。準備運動みたいなもんだから皆やってると思う。俺の準備運動はこんな感じ。
1.表情筋ほぐす、舌ほぐす、首回す、首の皮を掴む、ジャンプする、喉頭を下げる、首の筋肉をアゴで伸ばす、肩を回したり上下に動かす、前屈&後屈、横に反る、股割り、膝上げ、アキレス腱伸ばす、足首回す
多くね?」って思う。多いし、多分やらなくてもいい動きもあるんだろうけど、この時間が大切なんだよね。体を動かすと、心が落ち着く。精神状態を安定させたいのよね。あとは、ハイトーンは特に首や喉の筋肉が硬くなりがち。緊張すると尚更。脱力を。
2.小さな声から出し始める、裏声で慣らす、ウォーミングアップ用の曲を歌う。
ボーカルフライとかリップロールも昔はやってたけど、今はやってないな……(やるのは良い事だと思う。大御所もよくやってるし)。個人的には「これを歌うとその日のコンディションが分かる」「これを歌えばまぁ、声帯が温まる」っていう曲があって、それを歌うようにしてるね。

次が、えっと<モニター環境>か。あ、これルーティングではないな……。“こうすると歌唱中に歌いやすいね”っていう話だな。具体的にはモニター(返し)の音量、何を返すか&どのパートを聞くか、スタジオならばどの付近が歌いやすいか、とか。耳栓はするのかしないのか、とか。

うん、

多いので省こう……ww
あとはマスクしたり、エアコンの直撃を避けたり、体が重くなるような荷物を避けて電車やバスの中ではなるべく座る、とか。歌唱中に気をつける事も色々あるとは思うけど、あくまで今回はルーティングなので……あと、文字数がヤベェのでこの辺で。
後、もう一度言う。このハナシはあくまで「現在の俺は~」の場合ですね。「アマチュアのくせに知ったような口を!生意気な!」っていう人も居るだろう。その辺りはご了承ください。

1 thought on “歌のルーティング

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