VTuberが流行るトリガーとなったのは恐らくフェイストラッキング技術の開発だと思う。
流行るからにはニーズがあり……俺は、人々の欲求の根源が人間のエロスにあると信じて
いる。
まぁ、落ち着いて聞いてほしい。VTuberの始祖といえばキズナアイだが、バーチャルの先
駆けは他にあったよね、という話だ。
MMDというのは御存じだろうか。初音ミクが2007年に誕生した後、割とすぐにニコニ
コ動画で見られるようになったもので、内容はミクの3Dアバターをソフトで躍らせると
いうものだ。上記の動画を見れば、色々な3Dモデルが居るのが分かるだろう。
本来ならばニコニコ動画のマイリストを放出したい所なのだが、一見さんが見やすいよ
うに、ブログにはYouTubeのURLを掲載させてもらった。
俺も昔、MMDの神動画を作りたくて弄った事があるのだが……このソフト、素人には扱
いが難しすぎた。それで、当時は勉強がてら動画を何回も見直していたんだけど。
MMDカテゴリーってのは、ようはMAD動画としての体を持っていて、音楽的な楽しさ、
画面の中で艶やかに動く3D美少女、ダンスや寸劇、コメディやアニメーション、そういっ
た要素が我々童貞を虜にしてやまなかったのではなかろうか。今になってそう思う。
(特に、MMDのモデルが非常に際どいものもある)
自分の思うように3D美少女を動かせるわけで、つまりパソコンの中で自分好みのバーチ
ャル美少女を自由に動かすという点では自身のバーチャル化をクリアしていたのだ。
時代的にマイナーであったものが、徐々に共感者が増えて、一大コンテンツになる事はあ
るだろう。
当時MMDが世間で大流行していた覚えはない。俺はこのMMDがVTuber大流行、その飛躍
の一因になっていたのではないかと思っている。あくまで補助的に、仄かに背中を後押し
する程度だろうが。
別の世界線ではMMDこそが大ヒットコンテンツとなっていた可能性も充分にあり得るだろ
う。
まとめると、今では理解されない極小ジャンルが五年後、十年後では「あー、分かる分か
る」と賛同されるものになっているかもしれない。何が言いたいか――そう、このブログ
で再三に渡って言っているが、スカトロの時代は必ず来る。
我々スカトロは気味悪がれ、奇異の目を向けられ、肩身の狭い思いをしてきた。だが、安
心しろ、同士よ。夜明けは必ず来る。
どんなものにもアンチが存在するのと同様、どんなものにも愛好家が居る。
首絞めフェチ、リョナ、それから嘔吐フェチは既に市民権を得始めた。有名なVTuberの
性癖を調べていると、これらマイナーなエロスを体得している人らが多く存在する事に俺
は気付いた。
性癖とは開拓されていくものだ。今後その延長線に存在するであろう、スカトロの領域に
まで手を伸ばす者が出てきても、何ら不自然な点はない。地続きで繋がっているからだ。
そして……これらニッチなコンテンツにおける根底には、きっとギャップ萌えが関係して
いるのだ。「こんな綺麗なお姉さんが」、「こんな可愛い美少女が」という正のベクトル
に対しての汚物、醜悪さという負のベクトルとの間に生まれるコントラストが、我々――
特に幻想を抱いたDの意志を継ぐ者達――を駆り立てるらしいのだ。キモオタやおっさん
に襲われている奴とか、汚されている、とか。キレイ・カワイイとの合間に生まれるギャ
ップが主眼なのだろう。
スカトロも同様、我々プロは無意識下でコントラストを重要視している。無論、脱糞して
いるのは美少女や美人女性でなくてはならない。
ギャップ萌えの一種だと分かってしまえば、スカトロ自体がとても身近なものだとお分か
りいただけただろう。
そうなれば、スカトロの時代は来ないと、果たして断言する事ができるだろうか?
それから最後に、VTuberが活躍するのは多くのファンが居るからであって、我々ファン
はそこにエロスを見出している。古くはニコニコ動画のMMDモデルから。時代を遡れば、
3D系の美少女やCG、アニメから。成るべくして、VTuber全盛期の隆盛が出来上がってい
る。だが……元を辿れば、その根源には美少女への欲求、即ちエロスが存在しているのだ
と、俺は信じている。
というわけで、どうもこんにちは。ロイドです。
今日はドラムのレコーディング(を横で静観する係)でした。
動画の内容を補足すると、「今ここで新曲覚えて、叩いてくれ」という無茶ぶりにも
程がある鬼畜オーダーに対して、ピル佐藤がコピーを開始した所です。
この後、見事な迄にスマートなドラムを披露してくれました。ヤバイですね☆
一応我々がやっているのはメタルというジャンルで、それは先に述べたようなニッチ
なジャンルである事は間違いない。
やっているからには色んな人に曲を聞いてもらいたいわけで。では、皆がメタルを好
いてくれる時代が来るのを待つのか。
……いいや、擦り寄るのだ。皆が好いてくれるような、例えるなら王道エロスのよう
な。そんな音楽に擦り寄っていけばいい。もしくは好いてくれそうな人間が居る土地
に発信するのが良いだろう。ともかく、色々と広め方はある。
それに、自分達が「エログロ画像って最高だよね」と。同士達で密かに盛り上がれる
場所や時間があるのならば、それはそれで素敵な事なのだ。
正解は一つじゃないのだから。