酉年、平成29年。躍進が約束されたような年の第一回目の記事ですな!
改めまして、明けましておめでとうございます。本年もFree As Birds、サークルならびにバンドをよろしくお願いいたします。

小生意気なDTと、作編曲能力

さて、今からですね。見方によっては「なんちゃって評論家」まがいのような記事を書きますが、あくまでね、同業者というか、同じ作曲という分野に(一応)携わってて、同じシンガーという土俵の人間としてのフランクな感想と捉えていただければ誤解が無いかと思います。後は嫉妬、そう嫉妬ですwww

※結構書きたいことを書きますが、まぁなんだ。「なーんか言っちゃってるよ、このDT」くらいにね、ね!
あと、恐らくプロの、上の人達だからこそ分かっていて体現しているものもあると思いますが、筆者はそれを分からずに発言する節があると思います。耳の良さも音感も、作編曲能力も大したものはないので

まずクズの本懐のOP。なんだボカロ臭いなと思ったらやはりその界隈のようで。ボカロ嫌いではないんですが、実際に歌を歌う人間からすると「機械に歌わせるより自分で歌った方が微妙なニュアンスや音程も変幻自在、何より楽しい。技術という意味で磨いていくのも楽しい。」という考えで、何よりボカロの「良さ」が分かりません。僕には、だけどねww
嫌いじゃあないんです。炉心融解とかブラックロックシューターとかメルトとか好きです。うろ覚えだけど。

でクズの本懐に話しを戻すと、主題歌聞けば分かるんだろうけどなんていうのかな。最近こういう曲調の増えたよね。「売れる曲」なのか、「鉄板」なのか「王道」なのか、もしくは何か、その業界の人達が曲を作ろうってなった時、何がしかの経緯を踏んだ結果的に「こういう曲」に出来上がるのか。それは分からないけど。
――やけに動くボーカルメロディ。音の跳躍とか、早口とか。最近のアニソンにも当てはまるけど、メロディが難しいやつ。いや、それを歌えてるから実質歌は上手いんだけど、この96猫って人?知らないけど。
そう、歌い手をディスるつもりは毛頭ないのよ。皆上手いから。ただ曲調がね。メロスピバンド「Dragonforce」が全部同じ曲に聞こえる現象的なww ファンからしたらそれでいいけど。新規ファンを取り込めるようなものも……いや、難しいよね! そもそもウチも曲作ってるけど「新規ファンを大事にするためにこういう曲にしよう」とか言われたら曲書いてる手が止まるもの!
ただドラムのフレーズも「あ~それやるよね。」みたいな、「ドラムはこれやらしとけばカッコイイだろ」みたいな。コピペっぽい雰囲気を感受してしまって、それが何か悔しかった。オレの親父ドラマーだったし(←あまり関係ない)。「ふーん、これくらいの曲でもアニメの主題歌できちゃうんだ」みたいな。
勿論、何か色々と思考を巡らせた結果そのドラムフレーズに行き着いた可能性はある。けど普段ドラムという楽器を真横でボコスカ叩かれて耳を痛めながら、作曲という面一つを切り取っても「参考になるものや引き出しのネタを探そう」って色んな曲を聴いてる身で、そして楽器の性質を知るために素人技術で自分で叩いてみる事もある小生からするとね、なんだかなぁ……って思った。例えば「バイオリンの最低音、最高音を知らない作曲者が書いたバイオリンの曲」みたいな。おもっくそブーメランだけどwwwwwww
それならウチでも主題歌よくね?って思っちゃう。思っちゃいました。ごめんなさーいっ!(と言って【うらら迷路帖】のようにお腹を出す。出せたら!クソ!俺はなんで美少女じゃないんだ!クソが!)

ピッチ補正の話

次。青エクのED。今度は曲でなく、歌に眼目を置いた話。簡潔に言うとこの人、相当ピッチ補正かけてないか? 暁月凛さんって人? いや、かけてなかったらすみません駄耳でして。
特にモロバレなのがサビの二回し目辺りだったかな……。早いフレーズがあってそこがケロっちゃってるんだよね。もしかしたらオレの聞いている環境が悪くてそう聞こえるだけかもしれないけど、聞き覚えのある違和感なんだよ、そこ。何故ならオレもピッチ補正バンバン使ってた身だからwwwww これ、「使ってた」っていう過去形なのがミソね?
そうねぇ、1stアルバムなんかは結構酷かったんじゃあないかな! それ故に、もう取り扱い中止だけど。売らん! ていうか売れん!

とあるプロ(紅白にも出てた人)は「歌が上手いって? いやいや補正ソフトのお陰ですよ。最近のは性能いいですから。ただし半音ずれたら録り直しますけどね」なんて言ってまして。Galne〇yusの小野さんが言ってたんですけど(爆)、これ聞いたときに「ああプロでも音は外すよな(特に難しいメタルだし)」っていう納得と、「オレも半音ずれたら録り直そう」っていう新たな意志が芽生えました。それからはリテイクの毎日ですよ。これじゃあ駄目だ、少しフラットしてる、とか。今度は音程重視しすぎてニュアンス(味、色艶)が無くなっちゃった、とか。結構厳しくやってます。たかだかサビのハモリ録り直すために日にちを跨いで一時間だけスタジオ入ったりね。

そんな昨今のフリアズのREC事情はさておき、その青エクのEDのピッチ補正。たぶんあのケロリ方は多少なりとも強引にマウスで「ミミミッ……!」ってペンツールを引っ張ったものではないかと、その軌跡を頭に思い浮かべてる次第で。
「オレだったらリテイクだよなぁ」とか「それならウチでも主題歌よくね?」ってねww
勿論知っている。何かと言うと、プロの現場では時間とかスケジュールの都合でリテイクが利かない、もうそのトラック使うしかない!みたいなのはあるよね!それはあると思う!だけど……アニメの主題歌歌ってる前線の人間が、本番で技術を出し切れなくて……てのも……如何なものだろうか。

前に何かの記事で「最近、アニソンシンガーの質が段々下がってる。偽者が増えてる」みたいな辛辣なコメントを読んだことがあって。JAMプロだったかな……ほら、あそこはレベルもそうだけど色々凄いじゃない? それのファンが書いてる2chか何かだったっけか。
昔は当然ピッチ補正ソフトなんか無かった訳で。それで今と同じくらいの歌のクオリティを出してたんだから、そりゃあ「本物」なのかもね、とも思う。「偽者が増えた」なんてのも得心が行く。だけどマイケルジャクソンなんかはピッチ補正ソフト使わないと酷い、くらいのモノだったらしいって文章も読んだことあって。(定かじゃあないけど、何かの記事で読んだ)
そう考えるとピッチ云々じゃなくて、最近のアニソンシンガーに求められるのはピッチの正確さは程ほどで、「人を惹きつける何か」の方が余程大事なのかなぁとも思うね。

だいぶクソ生意気な事を書き下ろしました。ゴメンナサイの時はお腹を見せるんだよね……?ゴメンナサイオヤスミナサイ

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