こんにゃくを喉に詰まらせて死にかけたのでブログを更新する。
人生、一寸先は闇。我々は常に死と隣り合わせなのだという事を、31歳にして改めて痛
感した。
こんな明確な死のイメージは久しぶりだ。中学一年生の時に行った修学旅行で、猫魔スキ
ー場の最上級者コースで滑落して死にかけた事を想起させる。

――みんな、約束してくれ。必ず小さく切るんだ。
大きいと箸で掴みにくく、落下しやすくなる。それ故、口元に持って行った後、吸い付く
ようにして食べてしまう。細長いものを食べる時と同様、箸ではなく、口を食品に近づけ
て食べようと、体が無意識に動いているようだ。

マジで生きた心地がしない。数分、血の気が引いたままだった。
歌をやっていたから助かったまである。横隔膜に力を入れ、肺に溜まった空気を押し出す
ように内圧を高めたら、ポンって出てきたけど。飲み込むか、吐き出すかで悩んだ。咽頭
の奥らへんだったんだよね。

あの時、たまたま吐き出したから今生きているけど、飲み込もうとしていたらどうなって
いたか……考えただけでも怖気が立つ。大きさもそうだけど、細長かった。……うん、無
理だったな。
二択で、たまたま正解だったからいいけど、50%の確率で死んでいたと思うと、全くもっ
て笑えない。

こうやって人知れず、人は死んでいくのだろう。一人暮らしの場合、発覚も遅れる。気付
いた時には腐乱死体。もしそうなってしまったら残された者はどう思うだろうか。

「こんにゃくが喉に詰まって死ぬとか、シニアじゃん」と思っている方も居るだろう。
だけど、それは驕りだ。「自分は大丈夫だ」、そういった慢心が生死を分けるのだ。だか
ら、こんにゃくを食べる時、少しだけでいいから俺の言葉を思い出してほしい。


さて、本題です。アーティスト写真を撮ってきました。
撮影スタジオを借りて、プロカメラマンも雇いました。ちゃんとした撮影は(恐らく)
今回が初めてです。

ちなみになんだけど、タイトルには二つの意味が掛かっている。こんにゃくって、結構重
い。自重(じじゅう)がまぁまぁあるからこそ、喉に引っ掛かった時は殺戮兵器と化す。
そういった食品を扱うにあたって、我々は注意しなければなるまい。
つまり、自重(じちょう)するんだ。軽率な事をしないよう注意するという事だね。


それはさておき、写真は200枚くらい撮った。だからどのテイクを使うかで結構悩んだん
だよね。公式サイトのGalleryからも見れるから、気になる人はどうぞ。

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