今日はラノベのレビュー。たまにはいいじゃない。普段超マジメに音楽の事ばっか書いてるから、さ!

別に面白い作品ならオールジャンルで読むんだけど、偶然異世界ファンタジー系のジャンルの購買が続いている。
ログ・ホライズンを愛読してる訳だが、刊行ペースが早くないのよ。でそこに今年の初め……だったかにアニメを見てフィーバーしてしまったOVERLORDの原作買ったけど、「アニメでかなり見ちゃったのに、また最初から読むのもなぁ」と一先ず1刊だけの購入に留めてある。
そんな折、今アニメやってる《転生したらスライムだった件》を見てて「このストレートさ、分かりやすさ、これは少年ジャンプだ」などと訳の分からぬ戯言をほざきながらアニメイトへ赴き、マスクの下で破顔しながら自宅に戻った俺だが。それらのレビューをしよう。

ログホライズン
これに関して以前から感想を述べている事もあるが、言うまでもない。名作だ。とりあえずアニメから見ると良いと思う。
NHKで2クール放送されたって事自体、それなりの評価だと捉えて良いと思う。まだ完結してないから半ば推測にはなるけど、人間が肉体(思念体だけ?)ごと異世界に飛ばされて、その先で冒険もするんだけどどうやって自分たちの生活を保障するか金はどうするか、どうやって生きていくか?というのを根幹に持ってきてる。自分たちが生活圏を確保し町で自治体を築き上げ、一人一人が自我を持つようになったNPCと共生していきながら本気でこの世界での生活と充実を考えつつ、且つ元の世界への戻り方を模索する話。
このジャンルで、冒険する事をシナリオのメインと言うのならばこの作品は《サイド》、冒険や生活する上での側面を丹念に描いていて「はぁ~!そう来たか!成程ね」って感じかな(やや抽象的ですまん)

あと文章ちゃんとしてる(が、多く長いとも言える。展開は遅いね)。難しい語句も出て来るが、それがいい。知らない単語があれば辞書引いて……今のご時世なかなか無いと思う。
それに「俺強え」に見せかけて実は「無理ゲー」って言うのが他と少し違う所。ゲーム側(というか現実になってしまったリアル)の鬼畜仕様で、パーティ全滅もザラ。そういう所がまた良い。主人公達はクッソ強いんだけどね。それに敵側というか裏で手を引いている何ものかの存在、これがまた……。アァ~^~

OVERLORD
アニメの一期が面白かったのよね。二期はリザードマンの話がメインでちょっとダレて、だけど三期でまた中々面白い…という感じ。
ジャンルや中二設定とかもう何番煎じよ?という意見は皆あるだろうけど、それでも惹きつけられる何かがある。絵も良いよね。メタラー的にも。

個人的にはキャラクターがそれぞれ立っているよな。そしてログホライズンには少ない萌え要素がこちらにはある。アルベドやシャルティア、まぁキャラクター以外にも見どころはある。
――決して批判しようなんて気は毛頭ないけど、基本的にはこの作品って「俺強え」ってヤツだと思う。またこれも、折りに触れて言ってるけど、シナリオのどんでん返しや伏線を見事に後で回収されたりすると「アアアァァァァ!!!!!」って喜ぶタイプなのよ、俺って。俺強い系は勿論面白いけど、それって漫画でも良くない?と。分かるかね、キミ!
この作品は漫画版も結構出てる。主人公が無双してスカっとするのを楽しむなら、文章である必要はないんじゃないか?と。絵も好きだし。
理由は様々あるんだけど、バトル描写は文章で想像するより見る方が好き(分かりやすいし)だし、少年ジャンプ好きだったし、後は一応この読書の時間って趣味や娯楽の時間であって、決して浪費してはいけない時間なのよね。だって音楽活動とかやるべき(やりたい)仕事が別でちゃんとあるのだから、それに時間を費やさねばイカンでしょう。そう言った時、漫画の方が読むのは早いから顛末をなぞるだけなら(特筆してバトル描写に重きを置くなら)ソッチで良くないだろうか。まぁ絵がウマイのが前提ではあるけど。アニメの補正は大きいのかもしれない。主題歌も良かったし。
文章量は厚い割には普通。と思った。でも漫画版の画力が少々……かも。俺、絵なんて描けないけどそういうの気にしちゃう。

転生したらスライムだった件
おいおい、書いてたら朝5時だぞ?ハハッ、参ったな……。
前から話題になってたのは知ってた。まだ続き読めてないけど、表紙とかで垣間見るピンク髪のツインテの娘(俺の股間のセンサー無線式から推察するに、魔王では?)が可愛いなぁデュフ…と思いつつスルーしてた。天の邪鬼なのでww
で、アニメを見てて「あれ?全然面白いじゃん」と。気付けばウィキぺディアで続きを調べる程のハマリ具合。読んでみて、ページの上下で文章が二段に分かれているのは驚いたが、読みやすい。読みやすいけど――そうだなぁ。
なんか粗探しみたいだが……語句の誤用があったり、説明が下手(すいません)だなと。抜けてて分かりづらい部分があったり、急だったり……、理屈っぽく書いている設定もあれば、ぞんざいに魔法って事で誤魔化されているような説明もあったり、は感じる。そこはログホラの方が作りこまれてる。けど、けどね。そんな事言ってますけどね、二刊以降も買っちゃいましたよ!だって面白いんだもん!これも惹きつける何かがある!ストレートさ、判然さ、着眼点(スライム)等。大切なのは文章じゃないという事を、改めて再認識しましたよ。文章で言ったらログホラです。あとアサウラさんのベントーも好きだな。文才というか表現がね。
脱線したが、展開が早いので続きが気になる俺にとって相性が良い。絵は…別に萌えを期待してる訳じゃ無いので問題無い。でもなんだかんだ萌え要素もある!

そう、続きが気になるってのは大事な感情なんだと思った。音楽でも同じだもんね。

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