さて、またしても有休ウィークが始まった。1日目のタスクを全力で終えたので、自分に
対するご褒美を食していた所だ。

高級チョコレート、Galler(ガレー)を買ってみたんだよね。
先に言っておくが、同様の文章をアマゾンのレビューでも書いた。もしどちらかを見かけ
ても「盗作だ!」と勘違いしないようにお願いしたい。まずガレーに関してだが、これは
ベルギーの王室御用達らしく、amazonでも異様な存在感を放っている貴族向け商品だ。
高級チョコというと俺の中ではゴディバとか、そんなイメージしかない。チョコレート年
間消費量17キロというジャンキーの俺からすると、コイツは俺を唸らせるようなチョコな
のだろうか。ずっと気になっていた。
※チョコの年間消費量に関する詳しいブログはこちら

だが、高い。普段は200円で150グラムくらい入ってるヤツ(ファミリーサイズ)を購買
している俺からすると、900円で80グラムという異常なコストパフォーマンスは、正直支
払う気になれない。100円に換算すると、普段スーパーで買うのは75グラム入っている。
だが、ガレーは8.9グラムしか入っていないじゃないか!

と思っていた。
今回、贈答用で買う事になったので自分用にも買ってみたんだよね。
バリエーションはダークとかオレンジとか、ミルクとか色々あるんだけど、俺が買ったの
はミルクだ。出荷元の関係で時間帯指定のできるフレーバーがミルクだけだったからね。
パッケージは至って普通。正直ガーナとかと変わりない。ただし、外箱から出してみると
神々しさを纏ったフィルムが顕現した。まるでエジプトの太陽神ラーのような燦然とした
御姿には、我々凡愚の期待も満ち満ちてくるというものだが……。
粗雑なドライバーの仕業なのか、チョコがバラバラに割れていたんだよね。まぁそれは仕
方ないじゃん。ワレモノ注意ではないし、ギフト包装もしていない。だから別に気にしな
かったんだけど。

これで900円か、と残念に思った。味は確かに美味い。美味いよ。でも、チロルチョコの
ミルクとほぼ変わりない。レビューの中には「芳醇なミルクのコクが感じられる」と言っ
ている人が居るが、ミルクチョコレートは大概芳醇なミルクのコクが感じられる。
でも、その奥に……なんだろうか。ヘーゼルナッツのような香ばしさというか、味の深さ
を仄かに感じる。だが俺の味覚では、その深淵に至れなかった。
公式を参考にすると、どうやら純粋なカカオバターがもたらした風味なのだと思われる。
森永乳業の「まるごとカカオ」というアイスがあるのだが、これを食べるとカカオがどん
な風味なのかが分かるんだよね。フルーツ部分は案外ラフランスとかに近い匂いだった。
だからガレーも恐らく素材を純粋に活かした方法によって製造しているのかもしれない。

とはいえ、だ。100円に換算すると8.9グラムというのは、我々にとって絶望的な経済的ダ
メージに他ならない。
輸入チョコという分類上、やはりコストが掛かってしまうのだろうか。普段業務スーパー
を利用している身で言うが、日本も値上がりラッシュで高くなってしまって、国内製造で
現状安いチョコはカバヤぐらいなものだ。

そんなわけで、ベルギーの王族には日本のチロルチョコを食してもらいたいね。王様の舌
には合わないかもしれないが、「いや、王様。これ、超安いんすよ!」とドヤ顔は出来る
だろうさ。ガレーは究極的な味の上手さを追い求めているわけではなく、職人が作り出し
たレシピを絶やさぬよう、今もブランドを大事にしています、情熱を注いでいますよ、と
いう感じなのだと思う。

だが、今度機会があれば他のフレーバーを試してみたい。高いけどね。

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