最初に言うと。もしも車を持っていて、ショルキーじゃなくてもいいというなら、各メーカーがこぞって売り出してるフラッグシップモデルを使おう。上位機種は、そもそも使いやすく、弾きやすく作られてるからね。音質もいいし、ただ皆重いよな。MOTIFとかKRONOS、Jupiterも。
もしくは中堅ので全然事足りる。

たぶんこのページを見るって事は「軽そうだから」とか、そんな理由でショルキーに目をつけた訳ではないんだと思う。憧れちゃったんでしょ。いや、俺にじゃなくて、ショルダーキーボードという魅力に。たぶんショルキーをやりたがる人の多くは「ギターが弾けない」人だと思う。だってギター弾けたらギターでやるもん!ギターよく分かんないけど俺も動きたいし、据え置きは飽きたし!とか、後はSonata ArcticaとかGalneryusとか、Dragonforceとか皆やってるんだもん!俺もやりたいんだもん!って人だと思う(偏見)。

で、なんか歴史とかああだこうだ書くのもあれなので、ザックリ書く。今回は、7年ほど使ってるRolandのAX-synth。それから購入したばかりのKorgのRK-100s、買ってすぐに知り合いにあげちゃったALESISのVORTEXの話です。ルシーナとかYAMAHAのは弾いたことないんだ、ごめんよ。

AX-synth

メリット
・エディターはね、購入して7年経過して気付いたけど、結構優れものよ。特に、俺みたいに、キーボードからギターの音を出したいっていう曲者にはオススメ。音作りも結構いじれる。
・49鍵っていうのは強いね。ミニ鍵盤が流行ってるけど、37鍵じゃ出来る事がかなり限られてくるから。49あれば、まぁちょっとバンドで音を足す程度のキーボードなら充分じゃん。そりゃあ、ピアノ両手で使うような曲だと駄目だけど(駄目だったよ)。ショルキーでこの鍵盤数なら上出来。
・後述だけど、RK-100sに出来ないことが出来る。これはね、デカイ。
・そういや2chで出力できるのもサードパーティとの違いだな。ヘッドホン端子も別で分かれてる。

デメリット
まず、重い。慣れてくると余計に気になってくる。俺はストラップをベース用のコンフォートストラップっていうの使ってて(カッカさんに教えてもらった)、少し重量が軽減されてます。あと、分解して中の鉄板みたいの、「いらね」って取っちゃったので少し軽いでも重い
・それから必要な電池量。電池駆動でいつもやってるけど、単三8個はダルイな。結構すぐ電池切れたりするし。アダプタはさ、ケーブル邪魔だからイヤなのよ。
・鍵盤のタッチ。Rolandの廉価~中級モデルくらいでよくある「バネっぽいタッチ」なんだよね。YAMAHAのキーボードとかずっと弾いてた人とか、勿論ピアノやってる人はビビる。YAMAHAの昔使ってて、あれは打鍵に力が要らなかったもんだから、乗り換えた時に困ったのをよく覚えてる。

RK-100s

メリット
軽い。いや、本当に軽い。AX-synthより全然。そして小さい。専用ケースあるから運搬も超楽。電車で舌打ちされたり、満員のバスで酔っ払いにゲロぶっかけられたりもしません!エレベーターのドアに挟まって対バンに居た怪力のドラムに助けてもらったけど、ストラップが破れて使えなくなったりもしません!!!快適。キーボーディストっていう不遇(バンド内での役割的にも、運搬的にも)なパートのストレスを激減してくれます。
・見た目がカッコイイ。これはどうでもいいか。
・単三電池は6個で駆動します。AX-Synthよりはマシ。
・ベンドが二つあるので、ロングリボンとショートリボンで使い分けが出来る。ただし、ちょと扱いづらい。
・これも大きいんだけど、鍵盤のタッチの質。柔軟剤使ってますね。とても弾きやすく、軽い力でソフトに打鍵できます

デメリット
サウンドエディターが、あんまりいじれない。ピッチベンドの増減も+12までなんだよね。これ大事よ!AXは+24まで行けるのよ。だからベンドでギターのハーモニクスみたいのも出来るんだよね。あくまでキーボードとしての音を出したい(例えばストリングスとかブラスとか、ピアノとか。ポップ寄り)というなら問題無く使える。ああでも、ベル系キラキラ系の音は割りとあった。ギターの音は無い……みたいだ。ここがRolandとKorgとでの、考え方の大きな違い。
・あと、ベンドとフィルター(ビブラート)、同時に掛けづらい。これがなぁ。AXは同時に掛けられる。
・ミニ鍵盤、慣れてない人にはやりづらい。

VORTEX

メリット
・安い(ショルキーにしては、だけど)
デメリット
・ようはね、これはMIDIキーボード。MIDIキーボードは何処まで行ってもMIDIキーボード。そりゃちょっとその辺で持ち出して弾くにはワイヤレスで安いし小さくて軽いし便利かもしれないけど、本格的にライブで使えます?無理です。ええ、無理です。ショルキーではありませんMIDIキーボードです。昔の動画で小室哲哉がよく分からない曲(ごめんなさい)をピポピポ、これまたよく分かんないフレーズとメロディで弾いてるのを見たんですけど、あっ、それはALESISじゃなくてYAMAHAのKXモデルだったかな?なんだけど、本格的に活動してるバンド内で、キーボーディストがメインとして慣らす鍵盤楽器としては問題が多すぎる。鍵盤のタッチもなんというか……あれは鍵盤じゃねえ!!!
まぁ行けるかも、と思って買いましたが駄目でしたよ。というか、MIDIキーボードとしても半端だと思うけど、これ以上は申し訳ないので言えない。

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